作手高里、巴山へ向かう途中にはためく、「あんころ餅」「きな粉餅」の旗。
巴湖のすぐそばに、つきたてのお餅を販売するお店がオープンしました。
お店の名前は「長者屋」。この地域は、米福長者が治めていたという由来から「長者平(ちょうじゃひら)」と言います。長者平に住む齋藤さん親子が始めました。
売っているお餅は、「きな粉餅」「あんころ餅」「ごま餅」の3種類で、「長者餅」と言います。朝早くから作ったお餅をパックに詰めて、つくで手づくり村でも販売しています。
落ち着いた室内や店の前のテーブルで、ゆっくりくつろぎながらお餅をいただくこともできます。室内の広い窓からは、巴湖の景色が一望できます。
向かいの山が春めいて、ピンクのミヤマツツジンが見られるようになりました。
夏になると、巴湖でカヌー体験が見られるし、秋には色鮮やかな紅葉が見られます。今は、朝夕にオシドリとカモが飛来するそうです。
「集めてきた木の実を夕方投げてやるの。カモはそれをわかっててくるの。お尻をプリッと上げて、水の中に頭を突っ込む姿がかわいいのよ~。」
お店からちょっと下りた場所から見ると、また違った景色が見えます。水を蓄えた巴湖は、四季折々美しい姿を見せてくれること間違いなしです。
私が惹かれたのは、窓のすぐそばにある大きな切株。
樹齢130年以上というもみの木の切り株です。独特の存在感を放っています。人がいない時に、きっとリスや小鳥が遊びに来ているに違いありません。
「来店されたお客さんが、ここにすわって煙草を一服されることもあるの。」
「これをみたら、すわってみたくなりますよねえ。」
これから新緑の季節、たくさんの緑と光る湖、ゆっくりくつろいで美味しいお餅をお召し上がりください。
定休日は木曜日。予約も大歓迎です。売り切れ御免の商品です。お早めにお越しくださいね。