作手の紅葉は、そろそろ終わりを迎えます。
旧菅守小跡地でも、輝いていた紅葉の景色が少しずつ色のトーンを落とし、わくわくたんけん山も葉の落ちた木々が目につくようになりました。
夏には緑の葉がたくさん茂り、大きな日陰をつくってくれていた校庭のケヤキの木もすっかり秋色となり、褐色の落ち葉がはらはらと風に舞っています。
たくさんの落ち葉でできるじゅうたんは昔も今も変わりません。ん?木が大きくなった分だけ、今の方が落ち葉の量が多いのかな?開校時は、子ども達が落ち葉を集めて、焼き芋を楽しんだものです。
グラウンドの隅に立つ、2本の木はイチョウとメタセコイヤ(だったと思う)。手前の緑の木はヒマラヤスギかな、そばに小さなヤマボウシもあったはず。
一年中、いろいろな景色を見せてくれる旧菅守小跡地です。きれいな紅葉を見られる山には紅葉する多種の樹木があるってこと。あたりまえだけど、あまり意識されないんじゃないかなあ。「きれい」と拾い上げた葉っぱが何の木の葉か、即座に答えられるくらい樹木に詳しくなれたら楽しいだろうなあと思います。
木の形状で、幹で、切り株で、葉っぱで、香りで、樹木を見分けられたら、もっともっと山に行きたくなるでしょうね。樹木がわかると、そこに来る鳥や虫や、根元に育つ植物をもっともっと知りたくなるでしょうね。普段の作手の景色も、うんと違って見えてくるでしょう。
「もっともっと私を知って。」
晩秋の樹木たちのおしゃべりが「紅葉」なのかもしれません。樹木たちのおしゃべりが終わると、いよいよ冷たい冬の到来…、寒くて長い作手の冬がやってきます…。