旧菅守小学校開校時に「学校林」として地域と学校が協働で美化整備をし、子どもたちの学習の場、遊びの場、地域交流の場として活用してきた裏山(わくわくたんけん山)は、今年の夏のイベント中止のため、美化整備の機会を延ばしのばしにしていました。
閉校後、地域が寂しくならないように、シンボルだった「わくわくたんけん山」が荒れてしまわないようにと、毎年少しずつでもと整備をしてきたので、今年もなんとかしたいなあとずっと気がかりでした。
秋になり、キノコ観察会をやることになったので、今やっておかないと!と“新城キッコリーズ”さんへお願いして、山の手入れに入っていただきました。
わくわくたんけん山の整備は、木を伐り出す林業の作業とは違います。「学校林の時のように、自然を学び体験できる場所、様々な植物や生き物に触れ合える場所、人々と交流を楽しめる場所として使えるように残していきたい」と希望して、閉校してからずっと新城キッコリーズさんに見回っていただき、整備作業をしていただいています。
おかげで、草に覆われてしまっていた遊歩道が復活し、草むらになっていた広場も散らかっていた山の中もすっきりきれいになりました。
倒れたり折れたりしたままになっていた樹木も取り除かれて、安心です。おまけに、山の中腹に新ルート、ちょっとした広場も作ってくれました。
「この辺が枯れかけてて心配してたけど、元気になってきてよかった。」
「前は、この奥にヨタカの巣があった。」
「前の台風でここから水が出てくるようになってたけど、その後多く流れ出てる形跡はなさそう。」
「腐葉土の層は取り除かず、つまずかないように低く刈って。」
作業前の念入りな点検で三人が話している言葉に、へえ~と思ったり、良かった!と思ったり、林業家の目で見た山の姿をちょっとだけ見られた気がしました。
草刈り機を持ち、チェーン層をかつぎ、リュックを背負い、道具を腰につけ、急な斜面を行ったり来たり…。危険を伴う重労働を目の当たりにして、(いつもすごく大変なことをお願いしてるんだなあ…)と改めて思いました。
私たちの大好きなわくわくたんけん山を丁寧に見回って、大事に整備して下さる新城キッコリーズの皆さんに、心から感謝します。
いつもいつもありがとうございます! これからもよろしくお願いします!