異世代交流を目的に活動している‟糸結びの会”が、今年度作り続けてきた「つるしびな」をようやく完成させ、つくで交流館で最後の展示作業を行いました。
展示場所は、つくで交流館受付付近及び多目的会議室です。インフルエンザの影響で、この日参加できなかった方の作品もあわせ、昨年度作製した1本飾りのものや会員が自宅で作ったオリジナル作品も一緒にして、部屋の後方の壁へ並べて吊るしてみました。
殺風景だった会議室が、いっぺんに華やかになりました。
色とりどりで形も様々な小物が、かすかに揺れたり、くるっと回ったりして、どれもかわいい作品になりました。
出来栄えや数を心配していた参加者の皆さんでしたが、壁いっぱいに飾ることができて、満足の様子でした。
「この鳩、私が作ったの。目が飛び出てるからすぐわかっちゃう。」
「これは私が作ったねずみ。家族にシロブタって言われたけど、かわいくできてるよねえ。」
「やっぱりベテランさんの作品は、仕上げがきれいだね。縫い目がきれいに隠れてて、ぜんぜん違うわ。」
「これだけできれば上等上等、にぎやかになってよかったね。春が近づいてくる気がするわね。」
こつこつ手掛けた作品は、どれも愛おしくかわいいものです。
作った時のことを思い出しながら、おしゃべりが弾みました。毎回参加してくれた小学生の子ども達は、細かく縫ったり玉止めしたりする作業の上達ぶりを褒めてもらえて、うれしそうでした。
展示作業を終えた後は、「お疲れさま」のお茶会をしました。
月1~2回の作業日を皆さん楽しみにして参加してくださいました。欠かさず参加するのはなかなか大変ですが、作業日以外の日に材料を取りに来て、自宅で作ってくれる人たちもいて、それぞれ、自分のペースに合わせて楽しんでもらえたようでよかったです。また、後半から参加してくれた70代80代の方々の参加はとっても心強かったですし、嬉しかったです。10代と80代がお友達になれたのが、一番の成果かもしれませんね。
つるしびなは、桃の節句の時期まで、展示させていただきます。
展示期間 2月8日㈯~3月2日㈪
展示場所 つくで交流館多目的会議室及び玄関付近
開館時、部屋の利用時を除いて、いつでも見られます。ぜひ、ご覧ください。
「春を呼ぶつるしびな」、皆さんのもとへ、あたたかくやわらかい春の陽ざしが届きますように-。