11月28日㈭より、つくで交流館ホワイエにて、企画展「防災を考える」が始まりました。
新城市出身のカメラマン、三浦寛行氏撮影の写真展示「東日本大震災」と同時に、東日本大震災及びその後の災害時に発行された新聞を展示しています。
28日(木)の午後には、三浦寛行氏の講話「はるかのひまわりがつなぐ 震災の記憶と希望」がホールで開催され、作手小学校高学年児童と作手中学校全生徒とともに、地域の方々が三浦氏のお話を聞きました。
東日本大震災から8年半の年月を重ね、どこまで復興が進んだのかどう進んでいないのか、現在の課題は何か、など、ずっと被災地へ通い続けて見てきたことを、画像とともに説明されました。
また、阪神淡路大震災後、被災地で育ったひまわりの種から始まった「はるかのひまわり」運動のこと、釜石東中学校との交流のこと、市内千郷中学校で育てたひまわりとともに作手の子どもたちの絵とメッセージが、ラグビーワールドカップの会場へ運ばれ、飾られたことなどをお話しされました。
「はるかのひまわりは、ただのひまわりではない。日本中の被災地をつなぎ、人々をつないでいる。」
「東日本大震災から8年半が経っても、復興が進んでいないところがたくさんある。」
「新城で、この作手で、大きな災害が起こった時、またその後、どんなことが必要か。今からできる防災は何か。」
「この地区で大災害があった時、中学生の君たちは助けられる側でなく、助ける側でなければならない。」
「いざという時の判断や行動、その後の生活を維持する力をつけるには、日ごろの意識と備え、繰り返しの訓練が必要。」
など、たくさんのことを伝えてくださいました。
中学生からもいくつかの質問が出て、実際の出来事の話を交えて応えてくださいました。
「災害があったら…。」
いつどこで起きるかわからない地震、毎年やって来る台風や豪雨などに備え、私は、あなたは、何をすべきでしょうか?子どもと家族と何を決めておきましょうか? 心に常にとどめておきたい「防災」です。