20日㈰の湿原観察会では、いくつかの昆虫の姿も見られました。
翅を開くと、青く光るようなすじ模様のあるチョウチョ。モンシロチョウより少し大きかったかな。
秋のトンボはもう見納めですね。ほんの数匹見られただけでした。
冬が来る前に子孫を残そうと、私たちには目もくれず、一心不乱に産卵する姿がありました。
大きさと模様、産卵の形から、クロスジギンヤンマ?でいいのかな。トンボ先生がみえなかったので、詳しくはわかりません。
最後の黒瀬庄ノ沢緑地の観察を終えて、帰りのバスへ向かう途中、フジバカマの偽物の説明を聞いた直後、一匹のアサギマダラが飛んできて、セイタカアワダチソウにとまりました。
「アサギマダラは、フジバカマの偽物にも寄ってきますが、セイタカアワダチソウにも来ますよ。」
矢頭さんのガイドによれば、「アサギマダラは毒性の植物の蜜を吸い、体内に毒を入れることで天敵から身を守っている」とのこと。フジバカマにしか来ないと思っていた、アサギマダラの意外な面を見てちょっとびっくりでした。
アサギマダラは、その後、空に向かって、ヒラヒラ優雅に飛んでいきました。透き通る青みがかった地に褐色と黒のの模様がとても美しく、大きな翅をヒラヒラさせて右に左に揺れながら舞い上がっていく様に、(天女の羽衣って、こんな感じかもなあ…)としばらく見とれていました。
秋の半日、とっても贅沢な湿原観察会を、大満足で終えることができました。
豊橋や豊川から来られた参加者の方々からも、
「湿原ツアーを定期的にやってほしい。」
と要望をいただいて、作手を考える会では今後、作手の名人達人のガイドによる「作手のお宝再発見」ツアーを検討していくそうです。まだまだ知らない作手のお宝、伝えて下さるガイドさんの養成もあわせてお願いしておきました。
「作手ファン」による作手ガイドも、新しい発見があっておもしろいかもしれませんね。