秋の湿原観察会で、清岳向山湿原、長ノ山湿原、黒瀬庄ノ沢緑地を見てまわりました。
どの湿原もそれぞれ特徴があり、多種多様な動植物に出会うことができました。
真っ先に伝えたいのは、時機を逃してしまうと見られなくなってしまう、秋の湿原の代表的な植物たちです。
白くてかわいいウメバチソウ、直径1センチくらいの花が、今、まさに満開です!
赤紫の花火みたいなヤマラッキョウの花、こちらも今が見頃です。
黒瀬庄沢緑地でよく見られたのは、ホソバリンドウ。
もうそろそろ終わりを迎えるのは、ツクデマアザミ。湿原の中だけでなく、周辺の畔等でも見られます。
開花時は首を垂れていますが、終わるとまっすぐになるのが特徴です。
これらの湿原の花が終わると、湿原はとても寂しくなります。春に備えて越冬するもの、子孫を残すもの、それぞれの準備が目に見えないところで進められているはずです。
今年は秋の深まりがゆっくりなので、開花時期も1週間ほど遅れているとのことです。貴重な秋の植物を見逃さないよう、作手の湿原へお出かけください。